レム睡眠行動障害からパーキンソン病へ移行する確率はどれくらいですか?
パーキンソン病やその類似疾患に移行する割合は高く、概ね7割以上、長期のフォローアップでは9割以上という数字もあります。
レム睡眠行動障害から、パーキンソン病や類似疾患へ移行する確率は、いくつかの調査がありますが、概ね7割以上と言われています。
フォローアップの期間が延びるほど、確率が増えるのですが、レム睡眠行動障害から神経変性疾患に進むリスクとしては、5年間で33.5%、約10年間で82%、14年間で96%という報告があります。
進行した人のうち、半数近くはパーキンソン病と診断されますが、レビー小体型認知症と診断される方もいます。
この2つは、手足が震えたり、動作が遅くなったりという身体の症状や、精神症状の現れ方に共通するものが多いです。
レム睡眠行動障害は、夢の中の行動を実際に体で表してしまう病気で、寝ている間に大声を出したり、手足を動かしたりするのが特徴です。
このような症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、脳神経内科などの専門医に相談することが大切です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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