レム睡眠行動障害が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
睡眠中の行動で怪我の危険がある、異常な行動が頻繁に起こるなら早めに受診を検討しましょう。
レム睡眠行動障害が疑われる場合、以下のような状況がみられたら、医療機関の受診を考える目安となります。
まず、最も重要なのは、睡眠中の行動によって、ご自身や一緒に寝ている人が怪我をする危険性がある場合です。
例えば、ベッドから落ちたり、壁や家具に体をぶつけたり、無意識に隣で寝ている人を殴ったり、蹴ったりしてしまうようなことがあれば、すぐに専門医に相談すべきです。
また、異常な行動(大声を出す、暴れるなど)が週に1回以上など、頻繁に起こる場合や、症状が徐々に悪化しているように感じる場合も受診の目安です。
ご本人は睡眠中の行動を覚えていないことが多いので、ご家族やベッドパートナーから「最近、寝ているときに叫んでいるよ」「手足が激しく動いているよ」といった指摘があった場合も、重要なサインとなります。
その他、日中に強い眠気を感じたり、熟睡感がなかったりする場合も、睡眠の質が低下している可能性があり、受診を検討する理由のひとつになります。
レム睡眠行動障害は、放置すると怪我のリスクが高まるだけでなく、パーキンソン病などの神経の病気の初期症状である可能性も指摘されています。
自己判断せずに、これらの目安に当てはまるようなら、早めに専門医を受診し、適切なアドバイスや検査、治療を受けることが大切です。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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