十二指腸潰瘍と十二指腸炎の違いを教えてください。
潰瘍は胃の粘膜が欠損するのに対し、十二指腸炎は粘膜の炎症です。
十二指腸潰瘍と十二指腸炎は異なる病気ですが、共通する部分が多くあります。どちらも十二指腸粘膜の病気で、お腹の痛みを引き起こします。
十二指腸炎とは、十二指腸の粘膜がなんらかの原因(胃酸による刺激など)によって障害され、粘膜が炎症を起こすことです。このような状態の粘膜を胃カメラで観察すると、粘膜が赤くなっており、炎症を起こしていることがわかります。
一方で、十二指腸潰瘍とは、十二指腸の粘膜が障害された結果、粘膜が一部なくなってしまった状態です。怪我などで、皮膚の表面がなくなった状態が十二指腸で起きていると考えるとわかりやすいかもしれません。そのため潰瘍を生じた部分の十二指腸は薄くなり、穿孔(穴が開くこと)、出血などの合併症に注意が必要です。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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