深在性真菌症の感染経路を教えてください。
深在性真菌症の感染経路は、主に外因性感染と内因性感染の2つに分けられます。
深在性真菌症の感染経路は、主に外因性感染と内因性感染の2つに分けられます。
深在性真菌症とは、皮膚や粘膜の表面にとどまらず、血液や肺、脳、消化管などの深部組織に侵入する真菌感染症の総称であり、重篤な全身性の感染を引き起こすことがあります。
内因性感染では、カンジダなどの常在菌が消化管や皮膚から血流へ侵入することで発症します。
一方、外因性感染では、カテーテルや人工透析、手術などの医療処置によって真菌が直接血流に入ることがあります。
また、アスペルギルスなどの真菌は空気中の胞子を吸入することで肺に感染し、その後、血流を介して全身に播種することもあります。
さらに、ムーコル症のように皮膚の外傷や火傷から真菌が侵入し、血流感染に発展するケースも報告されています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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