肺の深在性真菌症は治りますか?
適切な診断と治療を受ければ完治する可能性がありますが、重症化すると予後が不良となることもあります。
肺の深在性真菌症は、原因となる真菌、感染の進行度、患者さんの免疫状態、治療の適切さによって治療の可否が異なります。
適切な診断と治療を受ければ完治する可能性がありますが、重症化すると予後が不良となることもあります。
1. 治癒の可能性が高いケース
以下の条件が整っている場合、早期治療によって治癒する可能性が高いと考えられます。
- 免疫機能が正常
- 診断が早く、適切な治療が開始される
- 原因菌が抗真菌薬に感受性を示す
- 感染が局所にとどまっている
2. 治療が困難なケース
以下のような場合は、治療が難しくなる可能性があります。
肺の深在性真菌症は、早めに発見して適切な抗真菌薬治療を行えば治る可能性があります。しかし、免疫不全や重症感染では治療が難しくなるため、早期診断と予防が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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