「気分変調症(持続性抑うつ障害)」とはどのような病気ですか?
うつ状態が慢性的に続く心の病気です。社会生活への影響があまり出ていない場合、性格ややる気の問題などと誤解されることもあります。
気分変調症(持続性抑うつ症)は、気分の落ち込みや憂うつな気分が長期間、具体的には2年以上続く心の病気です。ずっと気分の晴れない日が続いているような状態で、睡眠や食欲の変化、疲れやすさ、自尊心の低下、集中力の低下などがみられることもあります。子どもや青年では、いらいらした気分が出ることもあります。
仕事や学業は一定程度できているなど、生活への支障が重くはない場合は、周りからは単なる「性格」や「やる気のなさ」「考え方の癖」だと思われがちで、本人でさえ病気だと気づかないこともあるかもしれません。しかし、この状態が長く続くことで、日常生活や人間関係に少しずつ影響を及ぼし、本人のつらさは決して軽いものではありません。最近では「持続性抑うつ症」という診断名に統合されています。


気分変調症(持続性抑うつ障害)について、特に知りたいことは何ですか?
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). AM PSYCHIATRIC ASSOCIATION PUB. 2022
Brunello, N et al. Dysthymia: clinical picture, extent of overlap with chronic fatigue syndrome, neuropharmacological considerations, and new therapeutic vistas. Journal of affective disorders. 1999, 52, 275-90.
Bellino, S et al. Clinical features of dysthymia and age: a clinical investigation. Psychiatry research. 2001, 103, 219-28.
Schramm, Elisabeth et al. Review of dysthymia and persistent depressive disorder: history, correlates, and clinical implications. The lancet. Psychiatry. 2020, 7, 801-812.
Griffiths, J et al. Dysthymia: a review of pharmacological and behavioral factors. Molecular psychiatry. 2000, 5, 242-61.
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