高齢者の心肥大(心臓肥大)で気をつけることはなんですか?
心不全の進行や血栓症などに注意し、生活管理と医師の指導を徹底します。
心不全の進行や血栓症などに注意し、生活管理と医師の指導を徹底します。壮年期から高齢者にかけては、主に心臓の機能が徐々に低下する「心不全死」や、血液の塊が血管を詰まらせる血栓症が、主な死因となることが報告されています。
高齢の患者さんが、心肥大と診断された場合、特に以下の点に注意し、心臓に負担をかけない生活を送ることが大切です。
1. 心不全悪化の要因を避ける
心臓に負担がかかることで心不全が悪化します。
- 禁煙:喫煙は血管のけいれんを引き起こす可能性があるため、必ず禁煙します。
- 塩分制限:塩分を摂りすぎると、体内に水分がたまりやすくなるため、減塩を心がけます。
- 感染予防:インフルエンザや肺炎などの感染症は、心不全を悪化させるため、ワクチン接種による予防が推奨されます。
2. 症状の変化に注意する
運動時の息切れや胸の圧迫感が現れたり、悪化したりした場合は、すぐに医師に相談してください。
3. 包括的な管理
高齢者は他の病気を抱えている場合や、筋力・活動度が低下する虚弱な状態にあることが多いため、心臓だけでなく、全身の状態をかかりつけ医や専門医と連携して、総合的に管理することが重要です。


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おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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