高齢者の心肥大(心臓肥大)の治療法を教えてください。

心臓の負担を減らす薬が基本で、心不全や心臓の狭窄の有無に応じて治療法を選択します。

解説

心臓の負担を減らす薬が基本で、心不全や心臓の狭窄の有無に応じて治療法を選択します。

心肥大の治療は、患者さんの年齢に関わらず、病気の進行を抑え、症状を和らげることを目的として行われます。主に使われる薬と治療法は、以下の通りです。

1. 薬物治療

  • 心臓の負担を減らす薬:心臓の収縮力を弱め、心拍数をゆっくりにする薬(β遮断薬や特定のカルシウム拮抗薬)を使い、動悸や息切れといった症状を和らげます。
  • 心不全の薬:高齢者は心不全(心臓のポンプ機能低下)を合併しやすいです。この場合、心不全の進行を抑えるための薬(SGLT2阻害薬など)や、体内の余分な水分を出す薬(利尿薬)が使われます。

2. 非薬物治療

  • 狭くなった通り道を広げる治療:薬で症状が改善しない場合で、心臓から血液を送り出す通り道が狭くなっているときには、外科手術で厚い筋肉を切り取る方法や、カテーテルを使った治療が検討されます。
  • 突然死予防:致死的な不整脈のリスクが高い場合は、植え込み型除細動器という機械を体内に植え込み、突然死を予防します。
ユビーAIパートナーユビーAIパートナーに聞いてみよう

心肥大(心臓肥大)について、特に知りたいことは何ですか?

利用規約プライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

心肥大(心臓肥大)

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。