QT延長症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

主にβ(ベータ)遮断薬を内服し、副作用として脈が遅くなることなどがあります。

解説

主にβ(ベータ)遮断薬を内服し、副作用として脈が遅くなることなどがあります。

QT延長症候群の治療は、危険な不整脈の発作を防ぎ、突然死のリスクを減らすことを目的とします。最も基本的な治療薬はβ(ベータ)遮断薬です。これは心臓の過剰な興奮を抑え、危険な不整脈のリスクを大幅に減らす効果があります。

β遮断薬の副作用としては、脈が遅くなる(徐脈)、心臓の働きが弱くなる(心不全)、血圧が下がる、全身倦怠感、睡眠障害などが現れることがあります。

また、発作が起きた時には硫酸マグネシウムの点滴を行うことがあります。体内のカリウムが不足すると症状が悪化しやすいため、カリウム製剤で補給します。副作用として、カリウムが高くなりすぎても危険な不整脈が出現するため注意が必要です。

特定の遺伝子型によっては、メキシレチンやフレカイニドといった不整脈を抑える薬が追加で使われることもあります。副作用としては、脈が遅くなる(徐脈)などがあります。

公開日

最終更新日

おだかクリニック 循環器内科 副院長

小鷹 悠二 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

QT延長症候群

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。