外反母趾には初期症状はありますか?
軽い変形のみで痛みがほとんどない場合や、扁平足や開帳足など、足全体の変形が先に起こる場合があります。
外反母趾の初期では、軽い変形があっても、ほとんど痛みがない場合があります。扁平足や開帳足といった足の変形があると、外反母趾が進行していく場合があり、注意が必要です。
外反母趾は、長い時間をかけてゆっくりと変形が進行していく病気です。そのため、変形していても痛みがないこともあります。痛みなどの症状がない場合でも、親指の変形に早く気づき、対処することが大切です。
また、外反母趾以外の足の変形にも注意が必要です。
扁平足(へんぺいそく)といって足の裏にある縦のアーチ(土踏まず)が弱くなり、つぶれてしまった状態や、開張足(かいちょうそく)といって足の裏にある横のアーチが弱くなり、つぶれてしまった足の変形がある方では外反母趾が進みやすい場合があります。
このような方では、初期に治療を開始することで、足の不調の悪化を避けられることがあります。当てはまることがあれば、早めに整形外科を受診しましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外科学会・日本足の外科学会. 外反母趾診療ガイドライン2022改訂第3版. 南江堂. 2022
弓岡 まみほか. 女性高齢者の外反母趾に影響を及ぼす因子の検討. ヘルスプロモーション理学療法研究. 2018, 7, 165-169.
金 承革ほか. 外反母趾患者の運動機能病態の力学的計測と解析. バイオニズム学会誌. 2005, 29, 36-46.
.“外反母趾パンフレット患者さん向け”.足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_val.pdf,(参照 2025-07-11).
.“外反母趾パンフレット医師向け”.足の外科学会.https://www.jssf.jp/medical/download/pamphlet_outside_dr.pdf,(参照 2025-07-11).
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