手のこわばりが一日中続くのはなぜですか?
へバーデン結節や進行した関節リウマチ、パーキンソン病など、朝以外にも症状が続く病気が考えられます。
手のこわばりの原因となる病気の多くは、関節を休ませているときに症状が出やすく、活動しているうちに和らぐ性質があります。しかし、こわばりが一日中続く、または動かしても改善しない場合は、関節の構造的な変化や、別の種類の病気が原因となっている可能性があります。
関節の変形によるもの(ヘバーデン結節など)
へバーデン結節は関節の変形が原因で、朝にこわばりを感じる場合もありますが、動かすことで症状が消失するわけではありません。むしろ、指を使えば使うほど痛みがひどくなる傾向があり、症状が一日中持続したり、活動時に悪化したりすることがあります。
パーキンソン病による筋肉の症状
パーキンソン病の主な症状のひとつに「筋強剛」があります。これは筋肉の緊張が高まる症状で、関節の動きに抵抗を感じたり、体が動かしにくくなったり(運動緩慢)する原因となります。病気によるこの筋肉の固さが、一日を通して手のこわばりとして感じられることがあります。
病気の進行
関節の炎症が重度化・慢性化したり、関節の破壊が進んだりしている場合、一時的なこわばりではなく、構造的な問題により、動かしにくさが続くことがあります。
こわばりが一日中続く、または悪化している場合は、病気の進行が考えられますので、必ず医師に相談してください。
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(参考文献)
髙木 聡ほか. 1 型糖尿病患者における手のこわばり症状の頻度と臨床的特徴. 東京女子医科大学雑誌. 2017, 87, E227-E233.
初めから起こる症状.公益財団法人日本リウマチ財団 リウマチ情報センター,https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rheuma/symptoms/symptoms1/(参照 2025-11-17)
日本整形外科学会.手根管症候群.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/carpal_tunnel_syndrome.html(参照 2025-11-17)
日本整形外科学会.へバーデン結節.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/heberden_nodes.html(参照 2025-11-17)
神経変性疾患領域の基盤的調査研究班.“パーキンソン病の療養の手引き”.大学病院医療情報ネットワーク.https://plaza.umin.ac.jp/neuro2/ryouyounotebikitui20230210web.pdf,(参照 2025-11-17).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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