夜間頻尿の治療に漢方は有効ですか?
夜間頻尿の原因によっては有効な可能性はありますが、個人差があります。
夜間頻尿の治療に漢方を使うことは一般的とは言えませんが、医療機関によっては原因に対する治療として漢方が使用され、それが有効な可能性はあります。
具体的には、前立腺肥大症に対する漢方によって頻尿が改善する可能性や、不眠症や女性の更年期障害といった、夜間頻尿の原因となる病気に対する漢方治療により、結果として夜間頻尿も改善する可能性などが考えられます。
しかし、漢方といっても多くの種類があります。一包の中にさまざまな成分が入っているものも少なくありません。逆に、利尿作用のある漢方を服用することで、夜間頻尿を悪化させる可能性もあります。
漢方には長い歴史がありますが、効果に関して未知の部分も多いものです。漢方による治療は、病気の原因や患者さんの体格、性別、体の状態、使用方法などによって、効果に個人差があり、副作用のリスクもあります。
希望される場合は主治医の先生に相談しましょう。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
夜間頻尿
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「夜間頻尿」とはどのような症状ですか?
排尿のため、夜間に1回以上起きてしまう状態を指します。
夜間頻尿の原因や考えられる病気には何がありますか?
尿量が多すぎる(多尿)、膀胱が尿を長時間ためられない(蓄尿障害)、浅い睡眠が考えられます。
夜間頻尿がある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
泌尿器科を受診しましょう。症状が気になる方や、1日2回以上の夜間頻尿がある方は、受診を検討してください。
夜間頻尿の治療や予防方法には何がありますか?
夜間頻尿の原因はさまざまなので、原因に合わせて治療します。予防には生活習慣の見直しが有効です。
夜間頻尿のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
夜間頻尿の改善にふくらはぎマッサージは有効ですか?
有効な可能性もあります。
女性で夜中にトイレに起きる場合に考えられる原因には何がありますか?
水分の飲み過ぎ、年齢、過活動膀胱、高血圧、糖尿病、睡眠障害等が多いですが女性特有の病気もあります。
夜にトイレに起きない方法はありますか?
完全になくすことは難しいですが、原因を治療すれば夜間に起きる回数を減らすことはできます。
夜間頻尿の治療にはどのような薬が使われますか?
夜間の尿量を減らす薬、膀胱の機能を改善させる薬、睡眠障害の症状を改善させる薬などを使用します。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。