夜間頻尿がある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

泌尿器科を受診しましょう。症状が気になる方や、1日2回以上の夜間頻尿がある方は、受診を検討してください。

解説

泌尿器科では、

  • 特殊な質問票や排尿日誌の作成
  • 尿の勢いを測定する検査
  • 尿を出し切れているか確認するためのエコー検査

などを行います。必要な場合は、病気の原因を調べるための採血検査や尿検査、エコー検査、レントゲン検査なども行います。

夜間頻尿の原因は、過活動膀胱などの泌尿器科的な病気だけでなく、生活習慣や飲んでいる薬、高血圧糖尿病肥満などの生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群などによる睡眠障害、ストレスや加齢による影響などさまざまなものが考えられます。
生活習慣の指導や泌尿器の病気の治療以外で、症状を軽減できる可能性がある際は、内科や精神科、産婦人科とも協力して治療するため、他の診療科を紹介されることもあります。

「夜間に1回以上排尿のために起きてしまうこと」を夜間頻尿と言いますが、1日2回以上の夜間頻尿がある場合は、転倒による骨折や心疾患のリスクが上がって、寿命にも関わる可能性が報告されています。症状が気になる場合や、1日2回以上夜間頻尿がある場合は、遠慮せずに泌尿器科を受診しましょう。

公開日

最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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(参考文献)

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夜間頻尿

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関連するQ&A

「夜間頻尿」とはどのような症状ですか?

排尿のため、夜間に1回以上起きてしまう状態を指します。

夜間頻尿の原因や考えられる病気には何がありますか?

尿量が多すぎる(多尿)、膀胱が尿を長時間ためられない(蓄尿障害)、浅い睡眠が考えられます。

夜間頻尿の治療や予防方法には何がありますか?

夜間頻尿の原因はさまざまなので、原因に合わせて治療します。予防には生活習慣の見直しが有効です。

夜間頻尿のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

夜間頻尿の改善にふくらはぎマッサージは有効ですか?

有効な可能性もあります。

女性で夜中にトイレに起きる場合に考えられる原因には何がありますか?

水分の飲み過ぎ、年齢、過活動膀胱、高血圧、糖尿病、睡眠障害等が多いですが女性特有の病気もあります。

夜にトイレに起きない方法はありますか?

完全になくすことは難しいですが、原因を治療すれば夜間に起きる回数を減らすことはできます。

夜間頻尿の治療に漢方は有効ですか?

夜間頻尿の原因によっては有効な可能性はありますが、個人差があります。

夜間頻尿の治療にはどのような薬が使われますか?

夜間の尿量を減らす薬、膀胱の機能を改善させる薬、睡眠障害の症状を改善させる薬などを使用します。

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