膝の痛みに対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
RICE法や消炎鎮痛剤の使用、膝サポーターの使用が対処法にあります。
打撲や捻挫などによる痛みが疑われる場合には、RICE法で対処できます。その他、状況によっては消炎鎮痛剤の使用も有効な場合があります。
サッカーやバスケットボールなど、ジャンプや急な方向転換を頻回に行うスポーツでは膝の靱帯や半月板を痛めるケガをすることがあります。ぶつかる・蹴られるといった膝への直接的な打撲を受けることもあります。
これらの場合、ケガをした直後からスポーツを中止して安静にする(Rest)、氷で冷却する(Icing)、包帯などで圧迫する(Compression)、高く挙げる(Elevation)といったRICE法の処置を行うことが有効です。
早い対処によって内出血や腫れを防ぎ、その後の早い回復を期待できます。処置のあとでも歩行時の膝のぐらつきなどを感じる場合には、重症な靭帯損傷の可能性もあるため、早めに病院を受診しましょう。
ケガによる痛みの可能性が低い場合で歩行にほとんど問題が無いような強くない痛みであれば、一度消炎鎮痛剤の使用も有効です。市販薬で痛み止めとして飲み慣れたものがあれば、それを使用しましょう。
また、膝の痛みにはサポーターの使用が有用な場合も多くあります。これらにより炎症が落ち着いてくると、痛みの改善につながります。
ただし、ほかにもさまざまな原因により太ももの痛みが生じている可能性も否定できません。痛み止めを使用しても症状の改善がみられない・痛みが1週間程度続くような場合には、一度整形外科を受診して原因をはっきりさせましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
膝の痛み
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。