ストレスが原因で膝の痛みを感じる可能性はありますか？

ストレスだけが原因で膝が痛くなることはほとんどありません。

膝に痛みを感じる原因にはいくつか種類があります。骨や関節、筋肉、神経に原因となる異常が生じると痛み始めます。多くは膝そのものに異常がありますが、腰の神経に神経痛を感じている場合や、股関節の異常が膝のまわりの痛みを生じる場合もあるため注意が必要です。

スポーツや仕事、事故などでケガをしたときに損傷しやすい代表的な部位としては、膝の靱帯や半月板があげられます。

ケガがなくても痛みが始まる原因として多いものとしては、腰のヘルニアなどが原因となる神経の異常や、膝や股関節の軟骨がすり減った、という現象が考えられます。

このように、膝の痛みを感じる場所そのものに異常がなくとも、離れた場所の異常で痛みを感じる場合があります。この場合は膝のレントゲンの検査では何も異常がみつからず、何度か診察を受けて初めて原因がわかる場合も少なくありません。

痛みが続く場合は、ストレスのせいにせずに整形外科に通院して原因をはっきりさせましょう。