コーヒーを飲むと足がつるのはなぜですか?

利尿作用や電解質バランスの乱れ、カフェインによる神経の疲労が原因です。

解説

コーヒーによって足がつる理由として、以下の要因が挙げられます。

利尿作用

コーヒーはカフェインを含むため、利尿作用(尿をたくさん出す作用)があります。
利尿作用により体内の水分が失われやすく、脱水状態になることで筋のけいれんが起こりやすくなります。

電解質の異常

利尿作用の結果としてナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどの電解質(ミネラル)のバランスが崩れ、筋肉の異常な収縮を生じ、足がつる原因となります。

神経系の疲労

カフェインの摂取により神経の活動が活発になり、それに伴い神経の疲労が蓄積しやすくなることも原因となります。
また、カフェインにより筋肉の疲労や痛みを感じにくくなることで、より活動的で激しい運動を行いやすくなり、足がつりやすい状態になることも関連しています。

また、コーヒーだけでなく、他にもカフェインを含む飲料であれば同様のことが起こります。カフェインへの耐性は個人差が大きく、一概に全ての人に当てはまるわけではありません。

公開日

最終更新日

まつだ整形外科クリニック 整形外科

栗原 信吾 監修

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