声が枯れる症状が続く場合、病院に行くべきですか?
声が枯れる症状が続く場合は、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
声が枯れる原因としては、カラオケなどで大きな声を出しすぎた、風邪を引いてのどが炎症を起こしている、などによって一時的に声帯やその周りの粘膜が荒れているだけのことも多く、これらはしばらくのどを休ませることで治ります。
一方で、声枯れが一向に治らない場合は、のどの病気が潜んでいる可能性を考える必要があります。具体的には以下のような病気の可能性が考えられるため、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめいたします。
声帯ポリープ
声の乱用によって、声帯の粘膜に内出血が生じ、それをもとにポリープ(腫瘍のように盛り上がった病変)ができてしまう病気です。
喉頭がん
のどの奥にできるがんで、声帯にできることが多いです。声枯れ以外の症状には、呼吸困難、嚥下困難などがあります。
声帯結節
声を酷使することによって、声帯に結節(ペンダコのように硬い組織)ができる病気です。アナウンサーや教師など声をよく使う職業の方によく見られます。
ポリープ様声帯
中年以降の喫煙者に多い、声帯がブクブクに膨れてしまう病気です。病気が進行すると、命にかかわる呼吸困難を生じる恐れがあります。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
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