喉が赤いのに熱がない場合、原因は何ですか?
慢性的な喉の炎症などが原因であることが多いです。
「喉が赤い」状態の治療や予防方法は、原因によって異なりますが、以下に一般的な治療法をまとめます。
【感染症が原因の場合】
ウイルス性(風邪など)
原因ウイルスに対する特効薬は基本的にないため、以下のような対症療法が中心です。
- 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン(カロナールⓇ︎)など)
- 喉の痛みを和らげるトローチやうがい薬
- 十分な水分と安静
細菌性(溶連菌による扁桃炎など)
抗菌薬の内服が必要になります(サワシリン(アモキシシリンⓇ︎)など)。扁桃周囲膿瘍があれば切開排膿や入院加療が必要になることもあります。
真菌性(カンジダ性咽頭炎など)
抗真菌薬の使用を行います。糖尿病などの慢性疾患のコントロールも重要です。
【感染症以外が原因の場合】
アレルギー
- アレルゲンの回避(花粉・ハウスダスト)
- 抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬など)の内服
胃食道逆流症(GERD)
- 胃酸分泌抑制薬(PPI、H2ブロッカー)の内服
- 食後すぐに横にならない、脂っこい食事を避けるなどの生活指導
乾燥・音声酷使による炎症
- 加湿・こまめな水分摂取
- 喉を休める
- マスクの着用で乾燥を防ぐ
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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