トリプルネガティブ乳がんの治療後、再発を防ぐためにできることはありますか?
標準的な手術前後の薬物治療をやり切り、必要に応じて追加治療を受けることが再発予防につながります。
再発を防ぐには、標準治療をやり切ることが最も重要です。手術前の薬物治療で、がんが完全に消える「pCR(病理学的完全奏効)」を得たケースでは再発率が著明に低下するからです。現在の標準治療はアントラサイクリン系・タキサン系をベースとした治療です。
一方、pCRが得られず、がんが一部残った場合「non-pCR(非病理学的完全奏効)」はカペシタビンの追加投与により再発が抑制されることが示されています。また、PD-L1陽性例では免疫チェックポイント阻害薬であるペムブロリズマブ併用療法が手術前後の治療として推奨され、BRCA1/2病的バリアント陽性例ではオラパリブ1年間の補助療法が有効と報告されています。これらの集学的治療をやり切ることが最も確実な再発予防策です。
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公開日:
最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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