偽アルドステロン症になりやすい人の特徴はありますか?
偽アルドステロン症になりやすい人の特徴として、便秘・低アルブミン血症(血液中のタンパク質が少なくなっている状態)・高齢者・女性・利尿薬の使用などがあります。
偽アルドステロン症になりやすい人の特徴として、便秘・低アルブミン血症(血液中のタンパク質が少なくなっている状態)・高齢者・女性・利尿薬の使用などがあります。
便秘のある人では、腸内細菌によるグリチルリチンの分解が進み、偽アルドステロン症に関連する代謝産物が増えるため、偽アルドステロン症の発症リスクが高まります。
また、低アルブミン血症がある場合、グリチルリチン酸の代謝産物が血液中を自由に移動し腎臓に到達しやすくなるため、偽アルドステロン症の発症リスクが高まります。
高齢者では11β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素2型の働きが低下しているため、同じ量の甘草でも影響を受けやすくなります。女性や体格が小さい人、利尿薬を使っている人もリスクが高いです。
さらに、MRP2(マルチドラッグ・レジスタンス関連タンパク質2)という体の中の薬や、その代謝産物を胆汁や尿に出して体の外に排出するタンパク質の機能が低い人(血液検査で直接ビリルビンが高くなる)では、代謝産物の排泄が遅れ、偽アルドステロン症を発症しやすくなります。
偽アルドステロン症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
Toshiaki Makino. Exploration for the real causative agents of licorice-induced pseudoaldosteronism. J Nat Med. 2021, 75, 275-283.
Tetsuhiro Yoshino et al. Clinical Risk Factors of Licorice-Induced Pseudoaldosteronism Based on Glycyrrhizin-Metabolite Concentrations: A Narrative Review. Front Nutr. 2021, 8, 719197.
一般社団法人 日本内分泌学会.“偽アルドステロン症”..https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=36,(参照 2025-11-14).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
偽アルドステロン症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
