血精液症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
通常は、普段どおり生活して問題ありませんが、性行為などが誘因の場合は一時的に控えましょう。
血精液症があっても、日常生活を大きく変える必要はほとんどありません。ただし、いくつかの点に注意するとよいでしょう。
- 性行為や激しい運動などによって、ピンク色や赤色の精液といった新鮮な出血を示唆する血精液症の症状が持続・増強する場合は、それらを引き起こす行為・運動は症状が落ち着くまで避けましょう。
- 茶褐色の精液といった古い出血を示唆する血精液症の症状がある場合は、適度な射精が排出を助ける可能性はあるので、医師に相談しましょう。
- 高血圧などの持病や、血液をサラサラにする薬は血精液症に影響する可能性はありますが、薬は自己判断でやめずに、いつも診てくれる主治医に相談しましょう。
- 感染症による血精液症の場合は、処方された抗菌薬をしっかり飲み切りましょう。
精液に血が混じることはとても不安にさせますが、きちんと対処することで治癒が期待できますので、心配な場合は適宜医師に相談しましょう。
入浴に関しても、特に制限はありませんが、熱いお湯に長時間入浴して、症状が増強する場合は症状が落ち着くまでは控えましょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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