視床下部性肥満は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
肥満治療薬としてGLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬などが使われます。吐き気や下痢などの副作用があります。保険適用には条件があります。
視床下部性肥満で主に使われる薬は抗肥満薬です。視床下部性肥満の治療の中心は手術(脳腫瘍などがある場合)や食事・運動療法ですが、抗肥満薬や注意欠如・多動症(ADHD)、過眠などの症状を抑える薬が使われることがあります。薬の効果は一般的な肥満と比べて低く、症状や患者さんの背景に応じて複数の薬が用いられます。
メトホルミン
糖尿病の薬です。体重増加の抑制や血糖値を下げるために用いられます。肥満に対する保険適応はありません。副作用には下痢などの消化器症状や、まれに乳酸アシドーシスがあります。
GLP-1受容体作動薬(セマグルチド/オゼンピックⓇやリベルサスⓇなど)・GIP/GLP-1受容体作動薬(チルゼパチド/マンジャロⓇ)
食欲を抑え胃から食物が排出されるのを遅くして体重を減少させます。一定の条件の下で肥満に対する保険適応があります。副作用としては、吐き気、下痢、胆石症などがあります。海外ではオクトレオチドや中枢刺激薬(メチルフェニデートなど)が治療に有効であったという報告がありますが、一般的には使われていないようです。


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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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