視床下部性肥満の原因は何がありますか?
視床下部性肥満の原因は、脳腫瘍や外傷などによる脳の視床下部の損傷です。
視床下部性肥満の主な原因は視床下部の損傷です。食欲に関連するレプチンというホルモンの遺伝子異常で起こるものもありますが、まれです。代表的なものは、頭蓋咽頭腫などの鞍上部腫瘍(脳の真ん中にあるトルコ鞍の上にできる腫瘍)で、約6割が視床下部性肥満を発症します。
その他の原因として、脳腫瘍の手術や放射線照射による二次的な脳の損傷、頭部外傷による脳の損傷や血管炎などがあります。損傷の部位によって視床下部性肥満の発症リスクは異なり、MRIで特定の部位の損傷があるとリスクが高くなります。
食欲の亢進よりもエネルギー消費の低下が肥満の原因となります。心血管疾患(心臓病や脳卒中)などにかかりやすくなり、適切な治療を受けないと死亡率が高くなります。


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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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