視床下部性肥満と脳下垂体にはどのような関係がありますか?
視床下部のすぐ下に脳下垂体があり、視床下部性肥満では脳下垂体も障害されやすく、そこから分泌されるホルモンに異常が起こります。
視床下部性肥満は、脳の深部にある視床下部の損傷によって起こります。視床下部は体重や食欲、代謝を調整する「司令塔」であり、すぐ下にある脳下垂体の働きをコントロールしています。
鞍上部腫瘍(脳の真ん中にあるトルコ鞍の上にできる腫瘍:頭蓋咽頭腫など)は視床下部と下垂体の両方に接しており、腫瘍による圧迫やその治療(手術・放射線治療)の影響で視床下部が障害されると視床下部性肥満が発症します。
同時に脳下垂体にも影響があり、成長ホルモン・甲状腺ホルモン・副腎皮質ホルモン・性腺刺激ホルモンなどの分泌低下(下垂体機能低下症)を伴うことが多く、ホルモン補充療法が必要になります。
視床下部性肥満は「食欲・代謝の異常」と「ホルモン分泌異常」が重なって現れる病気であり、視床下部と脳下垂体が解剖学的・機能的に非常に密接な関係を持っていることが原因と言えます。


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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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