「視床下部性肥満」とはどのような病気ですか?
視床下部性肥満は、脳の損傷が原因で急速に体重が増える病気で、通常の治療が効きにくい難治性の肥満です。
視床下部性肥満とは、脳の一部である視床下部の障害によって起こる特殊な肥満です。視床下部が腫瘍(代表的なものとして頭蓋咽頭腫)、手術、放射線、外傷などで損傷されて生じます。発症後1年以内に急な体重増加が起こり、通常の肥満治療(食事療法など)が効かないことが多いです。
食べる量が大きく増えるわけではなく、エネルギー消費量がとても小さくなることが原因で、活動量・基礎代謝の低下が続きます。必ずしも過食があるわけではありませんが、摂取エネルギーが減らないまま消費エネルギーが落ちることで、エネルギーバランスがプラスになります。
視床下部性肥満は心血管の合併症などを起こし、死亡率が高まります。生活指導や薬物療法、場合によっては外科的治療が行われますが、一般的な肥満に比べ治療効果は大きくありません。


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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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