リンパ性白血病と骨髄性白血病の違いは何ですか?
リンパ性白血病はリンパ系の細胞が、骨髄性白血病は骨髄系の細胞ががん化します。
リンパ性白血病と骨髄性白血病の主な違いは、白血病細胞の細胞系列です。これらの白血病は、どの細胞系列ががん化するかによって分類されます。
リンパ性白血病
リンパ性白血病は、リンパ系の細胞ががん化する病気です。リンパ系細胞には、リンパ球(B細胞、T細胞、NK細胞など)が含まれ、これらは通常、感染防御や免疫応答を担当します。
急性リンパ性白血病(ALL)では、未成熟なリンパ球が過剰に増殖し、正常な血液細胞の産生を妨げます。
骨髄性白血病
骨髄性白血病は、骨髄系の細胞ががん化する病気です。この系統には、赤血球、白血球(好中球、好酸球、単球など)、血小板を生成する前駆細胞が含まれます。
骨髄性白血病では、これらの前駆細胞が異常増殖し、正常な血液細胞の産生が妨げられます。例えば、急性骨髄性白血病(AML)は、骨髄系の前駆細胞が成熟できずに急速に増殖し、貧血や易感染性を引き起こします。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
白血病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ