肺うっ血と肺水腫の違いはなんですか?
肺水腫は肺の内部に体液がたまった状態、肺うっ血は肺の細い血管の周りにある組織のすき間(間質)に水分がにじみ出た状態です。
「肺うっ血」と「肺水腫」は、どちらも肺に水分がたまる状態を指しますが、水がたまる場所が異なります。
- 肺うっ血:肺の血管に血液がたまりすぎて、その血管の周りにある、肺の組織のすき間(間質)に水分がにじみ出た状態です。この段階では、まだ酸素を取り込む肺の小さな空気の袋(肺胞)の中までは水が直接入っていません。
- 肺水腫:肺うっ血がさらに悪化し、酸素を取り込むための空気の袋(肺胞)の中にまで水分があふれ出して、肺全体が水浸しになってしまう、より重い状態です。このため、体は酸素を十分に吸い込めなくなり、とても息苦しくなります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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