マントル細胞リンパ腫の場合、主にどのような治療をしますか？

マントル細胞リンパ腫（MCL）の治療は、年齢、臨床病期、日常生活の活動レベルなどに応じて選択されます。
以下に、主な治療法を紹介します。

抗がん剤治療（化学療法）

リツキシマブ（抗CD20モノクローナル抗体）とシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン（R-CHOP）などの抗がん剤を組み合わせた治療が一般的です。

放射線治療

がん細胞がある部位に放射線照射を行います。

高用量化学療法と造血細胞移植

高用量の化学療法を行った後に、自分自身や健康なドナー由来の血液細胞の種「造血幹細胞」を移植する治療が行われることがあります。

分子標的治療

ブルトン型チロシンキナーゼ（BTK）阻害薬であるイブルチニブや、プロテアソーム阻害薬であるボルテゾミブなどの分子標的薬が用いられることがあります。

90Yイブリツモマブ チウキセタン

モノクローナル抗体を使った放射免疫治療薬です。

支持療法

治療に伴う副作用を軽減し、生活の質（QOL）を向上させるための支持療法が行われます。これには感染予防、栄養管理、疼痛管理などが含まれます。

個々の状況に応じて、最適な治療計画を立てることが重要です。