「マントル細胞リンパ腫」とはどのような病気ですか？

マントル細胞リンパ腫（Mantle Cell Lymphoma、MCL）は、「悪性リンパ腫」のひとつで、主に中高年男性に発症します。

この病気は、「B細胞」と呼ばれる白血球ががん化し、リンパ節、骨髄、血液、消化管などで増殖するまれなリンパ腫です。
症状としては、リンパ節の腫れ、発熱、夜間の発汗、体重減少、消化器症状（腹痛、下痢、消化不良など）が見られることがあります。MCLは進行が早く、診断時には既に全身に広がっていることが多い病気です。

治療には、抗がん剤を使用する「化学療法」や放射線療法、免疫療法、造血細胞移植が病状に応じて選択されます。