マントル細胞リンパ腫を放置するとどうなりますか?
命に関わる重篤な症状を引き起こす可能性があります。
マントル細胞リンパ腫(MCL)を放置すると、命に関わる重篤な状態に陥る可能性があります。疑われる場合には、必ず専門の医療機関を受診してください。
MCLはB細胞という免疫細胞ががん化することで発症する病気で、血液系のがんの一種です。
放置すると、リンパ節や脾臓、骨髄、消化管などへの浸潤が進み、全身症状(発熱、体重減少、疲労感、大量の寝汗など)が現れ、徐々に体が衰弱し、命に関わる可能性があります。
骨髄へ広がると、貧血や出血傾向、感染症のリスクが高まります。また消化管へ広がると、腹痛や下痢、消化管出血などの症状が現れることがあります。
さらに、進行したMCLでは治療が難しくなり、化学療法や分子標的薬、免疫療法などの治療が効果を示しにくくなることがあります。
一部進行が遅く、無治療経過観察が行われる場合もありますが、一般的には比較的進行が速い病気です。進行期のMCLは予後が悪く、生存率も低くなります。
早期診断と迅速な治療が必要なため、MCLが疑われる場合には、すぐに専門の医療機関を受診してください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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