熱性けいれんは大人でも起こりますか?

熱性けいれんは子ども特有で、大人には基本的に起こりません。

解説

熱性けいれんは大人では基本的に起こりません。

熱性けいれんは6か月~5歳ごろの乳幼児に多く見られる発熱に伴うけいれん発作です。

この年齢の子どもは、脳の神経ネットワークがまだ未成熟なため、体温の急上昇に対して脳が過敏に反応しやすいことが原因です。

5歳を過ぎると、神経系が発達して体温変化への耐性が高まるため、熱性けいれんは自然に起こらなくなると考えられています。

大人では、高熱が出ても熱性けいれんはまず起こりませんが、以下のような特別な状況では、大人でも発熱に伴い「けいれん」を起こすことがあります:

  • てんかんの既往がある人が熱で発作を誘発する
  • 脳炎・髄膜炎など中枢神経系の感染症によるけいれん
  • 高熱に伴う代謝異常や薬剤の影響によるけいれん

これらは「熱性けいれん」とは異なる病態であり、成人では必ず他の原因を精査する必要があります。

熱性けいれんは、熱性けいれんは、未熟な脳が高熱に反応して起こる子ども特有の発作であり、大人には基本的にみられないため、大人の発熱時のけいれんは、他の病気や神経障害を疑う必要があります。

公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

熱性けいれん

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。