子供の発熱で心拍数が早い場合、熱性けいれんは起こりますか?
心拍数が速いだけでは熱性けいれんの直接の原因にはなりません。
子どもの発熱時に心拍数が速くなることはよくある生理的な反応であり、心拍数が早いだけで熱性けいれんは起こりません。
発熱時には、体温上昇に伴い代謝の活発化、交感神経系の活性化により、自然に心拍数が増加します。
一般的に、体温が1℃上がるごとに心拍数は10〜20回/分程度増えるとされています。
これは一時的な生理的反応であり、心拍数が速いだけでは熱性けいれんの危険性を判断することはできません。
発熱が高く急激に上がるような感染症(インフルエンザ、突発性発疹など)では、けいれんを起こしやすい傾向はありますが、心拍数の増加はあくまで発熱の一徴候であり、けいれんの直接の引き金ではないということです。
ただし、以下のような症状がみられる場合には注意が必要です。
このような場合には、熱性けいれんに限らず、心臓や脳の異常の可能性もあるため、すぐに受診してください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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