子供の急な発熱の場合、熱性けいれんを起こす可能性はありますか?
子どもの急な発熱では、熱性けいれんを起こす可能性があります。
子どもが急に発熱した場合、熱性けいれんを起こす可能性はあります。
熱性けいれんとは、発熱(38℃以上)をきっかけに起こるけいれん発作で、特に6か月~5歳の小児に多くみられる一過性の発作です。
中枢神経感染症や代謝異常などけいれんの原因となるものがないことが前提で、多くは高熱の発熱初期に起こります。
主なリスク要因は次のとおりです。
若年齢
熱性けいれんのほとんどは6か月から3歳の間に発生し、最もリスクが高いのは12か月から18か月の間です。
家族歴
熱性けいれんの家族歴がある子供はリスクが高くなります。
高熱
熱性けいれんの可能性は、発熱の上昇速度ではなく、体温の高さに応じて高まると考えられています。
既往
過去に熱性けいれんを起こしたことがある場合、再発するリスクは高まります。特に、初回発作が1歳未満であった場合、発熱からけいれんまでの時間が短かった(1時間以内)、発熱時の体温が比較的低かった(39度以下)場合の再発リスクが高いです。
熱性けいれんは、たいてい数分以内に自然におさまり、脳や発達に後遺症を残すことはほとんどありません。
ただし、けいれんの持続時間が長い、何度も繰り返す、けいれん後の様子がおかしいなどの場合には、速やかに医療機関を受診する必要があります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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