低ガンマグロブリン血症
「低ガンマグロブリン血症」とは、血中の主に免疫グロブリンG(IgG)が減少する病気です。感染症にかかりやすく、咳や鼻水、発熱、副鼻腔炎などの症状がみられます。風邪症状が長引く場合や感染症を繰り返す場合は血液内科を受診しましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
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「低ガンマグロブリン血症」とはどのような病気ですか?
低ガンマグロブリン血症は、血中の主にIgGという免疫グロブリンが減少している病気です。
低ガンマグロブリン血症の原因は何がありますか?
遺伝子異常等の場合(原発性)と、薬の副作用や病気等が原因(続発性・二次性)の場合があります。
成人してから発症する低ガンマグロブリン血症と、生まれつきの場合では、何か違いはありますか?
先天性低ガンマグロブリン血症では、発症年齢による症状に大きな違いはありませんが、原疾患により予後が異なります。
ガンマグロブリンとはなんですか?
ガンマグロブリンは、血液中のタンパク質のグループのひとつで、免疫に関与する抗体が含まれます。
グロブリンが低いとどうなりますか?
グロブリンが低下すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
無ガンマグロブリン血症とはなんですか?
無ガンマグロブリン血症は、免疫グロブリンが著しく低下し、免疫機能が損なわれる疾患の総称です。
低ガンマグロブリン血症の余命はどれくらいですか?
低ガンマグロブリン血症の余命は原因や治療状況により大きく異なります。
低ガンマグロブリン血症を放置するとどうなりますか?
低ガンマグロブリン血症を放置すると感染症の反復や臓器障害、悪性腫瘍のリスクが高まります。
低ガンマグロブリン血症と免疫不全症の関係性を教えてください。
低ガンマグロブリン血症はB細胞異常による免疫不全症の一種です
低ガンマグロブリン血症は免疫が下がる病気ですか?
低ガンマグロブリン血症は免疫力が低下する病気と言えます。
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(参考文献)
三原圭一朗ら、二次性低ガンマグロブリン血症におけるグロブリン補充療法―どのような患者にどのように対応するか、Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy, Vol. 67. No. 6 67(6):549―558, 2021Madiha E. Huq et al.“Hypogammaglobulinemia”.StatPearls [Internet]..https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK563134/,(参照 2024-09-12).小児慢性特定疾病情報センター.“乳児一過性低ガンマグロブリン血症”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/10_03_029/,(参照 2024-09-12).難病情報センター.“原発性免疫不全症候群(指定難病65)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/95,(参照 2024-09-12).厚生労働省原発性免疫不全症候群調査班.“原発性免疫不全症を疑う10の徴候”.PIDJ.http://pidj.rcai.riken.jp/10warning_signs.html,(参照 2024-09-12).PIDJ.“Warnig Signs 10 of Primary Immunodeficiency FOR ADULTS”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/pdf/10warning-AdultPID2015.pdf,(参照 2024-09-12).小児慢性特定疾病情報センター.“分類不能型免疫不全症”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/10_03_024/,(参照 2024-09-12).小児慢性特定疾病情報センター.“X連鎖無ガンマグロブリン血症”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/10_03_023/,(参照 2024-09-12).
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