「低ガンマグロブリン血症」とはどのような病気ですか?
低ガンマグロブリン血症は、血中の主にIgGという免疫グロブリンが減少している病気です。
低ガンマグロブリン血症は、何らかの原因によって血中の主に免疫グロブリンG(IgG)が減少する病気です。
IgGは体内の免疫システムの主要なたんぱく質で、感染を防ぐ働きを持っています。そのため、低ガンマグロブリン血症では、免疫システムがうまく機能しなくなり、感染症を起こしやすくなります。このような状態は「免疫不全症候群」といわれます。
低ガンマグロブリン血症には、生まれながら免疫グロブリンを十分作ることができない「原発性」と、薬の副作用や病気などの別の原因により免疫グロブリンが少なくなる「続発性・二次性」があります。
原発性は主に遺伝子異常によるもので、続発性はステロイドや免疫抑制剤、化学療法などによる副作用、栄養障害や感染症、悪性腫瘍(がん)などの病気によるものがあります。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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