低ガンマグロブリン血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
抗菌薬や抗ウイルス薬、ヒト免疫グロブリン製剤で治療する場合があり、これらのお薬での副作用があり得ます。
低ガンマグロブリン血症では、感染症になりやすく、そのコントロールを目的に抗菌薬や抗ウイルス薬を用いたり、ヒト免疫グロブリン製剤を用いた免疫グロブリン補充療法を行う場合があります。病気の種類や感染症の程度などにより、治療方針は異なりますので、個別のケースについては主治医にご確認ください。
ヒト免疫グロブリン製剤は、血液中のIgG値が低く、抗菌薬の使用を用いても、感染症のコントロールができない場合に行われます。静脈に注射する製剤は通常月1回、皮下に投与する製剤は1~2週間に1回投与されます。
副作用としては、静脈注射製剤では発熱、全身性発作、呼吸困難、悪寒、頭痛、貧血など、皮下注射製剤では主に注射部位の皮膚反応や発熱が認められています。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
三原圭一朗ら、二次性低ガンマグロブリン血症におけるグロブリン補充療法―どのような患者にどのように対応するか、Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy, Vol. 67. No. 6 67(6):549―558, 2021
Madiha E. Huq et al.“Hypogammaglobulinemia”.StatPearls [Internet]..https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK563134/,(参照 2024-09-12).
難病情報センター.“原発性免疫不全症候群(指定難病65)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/95,(参照 2024-09-12).
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