ガンマグロブリンとはなんですか?
ガンマグロブリンは、血液中のタンパク質のグループのひとつで、免疫に関与する抗体が含まれます。
血液には、アルブミンや免疫グロブリンを含む100種類以上のタンパク質が存在しています。
これらのタンパク質を電気泳動によって分類すると、アルブミン、アルファ1グロブリン、アルファ2グロブリン、ベータグロブリン、ガンマグロブリンの5つのグループに分けられます。
このようにガンマグロブリンは、血液中のタンパク質のグループのひとつであり、主に免疫系に関与するタンパク質が含まれます。
特に、リンパ球の一種であるB細胞が産生する抗体(免疫グロブリン(Ig))が含まれており、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類に分類されます。これらの抗体は、ウイルスや細菌などの病原体を認識し、体を防御する重要な役割を担っています。
臨床的には、ガンマグロブリンは免疫不全症や感染症の治療に用いられることがあり、免疫グロブリン製剤として投与されることもあります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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