アキレス腱炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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アキレス腱炎について「ユビー」でわかること
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アキレス腱炎とはどんな病気ですか?
「アキレス腱炎」とは、ふくらはぎの筋肉と踵の骨を結ぶアキレス腱やその周囲に炎症が起こる病気です。ランニングなどで、準備運動や休息が不十分なことが原因となります。運動前のこわばりや運動時の痛み、腫れなどの症状があります。安静にして湿布や痛み止めの内服をします。症状が続く場合、整形外科を受診しましょう。
アキレス腱炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
アキレス腱炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
アキレス腱炎の専門医がいる病院を見るアキレス腱炎のQ&A
- A.
軽症や初期では痛みだけで、ほとんど腫れがない場合や、あってもごくわずかな場合があります。
解説アキレス腱炎で、痛みはあっても腫れないことがあります。
例えば、軽症や初期の場合には、ほとんど腫れがないこともあります。もしも、腫れが小さくて分かりにくい場合には、痛みを感じていない方の足と比べると分かりやすいことがあります。
なお、多くの場合では、痛みとともに腫れを伴います。アキレス腱と踵(かかと)のつながる場所から、2~7cmほど上に腫れが起こります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 謙二ほか. アキレス腱症・アキレス腱周囲炎の診断と治療. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本臨床整形外科学会.“アキレス腱周囲炎”.日本臨床整形外科学会.https://jcoa.gr.jp/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%85%B1%E5%91%A8%E5%9B%B2%E7%82%8E/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%AE,%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-03-18). - A.
病気が段々と悪化して痛みや腫れが強くなったり、足首の動きが悪くなったりします。また、治るまで時間がかかるようになります。
解説アキレス腱炎を放置してしまうと、繰り返しかかる負荷によってアキレス腱に小さな傷がつき、その傷が治らないうちに再度損傷を繰り返すことで、より治りにくくなるという悪循環が起こります。
このため、スポーツや仕事で負荷を減らさずにアキレス腱を使いすぎていると、病気が段々と悪化します。痛みや腫れが強くなったり、足首の動きが悪くなったり、ふくらはぎの筋肉が弱ったりします。また、治るまで時間がかかるようになります。
アキレス腱の使い過ぎを避けることができれば自然に治ることもありますが、症状や経過によってはどの程度の期間、安静にすべきかの判断が難しいこともあります。この病気が疑われる場合には、一度整形外科で診察を受けるようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 謙二ほか. アキレス腱症・アキレス腱周囲炎の診断と治療. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本臨床整形外科学会.“アキレス腱周囲炎”.日本臨床整形外科学会.https://jcoa.gr.jp/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%85%B1%E5%91%A8%E5%9B%B2%E7%82%8E/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%AE,%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-03-18). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説アキレス腱炎のセルフチェックとしては、以下の項目を確認してみましょう。
- 走る・ジャンプの多いスポーツをしている
- 最近スポーツの練習量が増えた
- 運動や仕事の際にアキレス腱のまわりに痛みを感じる
- 朝起きた後の一歩目が痛い
- 踵(かかと)とアキレス腱のつながる部分の近くが腫れている
- 腫れている部分を押すと痛みを感じる
- アキレス腱が固まってしまい、足首をスムーズに動かすことが出来ない
- 足首を動かした際に軋む(きしむ)音がする
- 高血圧や糖尿病の治療中である
- 肥満である
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 謙二ほか. アキレス腱症・アキレス腱周囲炎の診断と治療. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本臨床整形外科学会.“アキレス腱周囲炎”.日本臨床整形外科学会.https://jcoa.gr.jp/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%85%B1%E5%91%A8%E5%9B%B2%E7%82%8E/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%AE,%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-03-18). - A.
運動後のアキレス腱のまわりの痛みが初期症状です。初期ではすぐに痛みが改善しますが、段々と時間がかかるようになります。
解説この病気では、繰り返しかかる負荷によってアキレス腱に微小な傷がつき、その傷が治らないうちに再度損傷を繰り返すことで、より治りにくくなるという悪循環が起こります。
このため、運動後のアキレス腱のまわりの痛みが初期症状であることが多いです。
傷ついたアキレス腱が治る前に、負荷の強い運動を再開してしまったり、ストレッチが不足していることでアキレス腱の炎症が悪化します。
最初は短時間で改善していたアキレス腱の痛みや腫れが数日続くようになると、この病気の悪化の兆候であり注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 謙二ほか. アキレス腱症・アキレス腱周囲炎の診断と治療. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本臨床整形外科学会.“アキレス腱周囲炎”.日本臨床整形外科学会.https://jcoa.gr.jp/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%85%B1%E5%91%A8%E5%9B%B2%E7%82%8E/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%AE,%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-03-18). - A.
動いているときのアキレス腱の痛みや腫れ、ひっかかりといった症状があります。朝起きた後の一歩目の痛みが強い場合が多いです。
解説主な症状は、アキレス腱のまわりの痛みです。この痛みは、動いているときに強まることが多く、スポーツや仕事に支障をきたす場合があります。特徴的な痛みの起こり方としては、朝起きた後の一歩目の痛みがあります。通常はその後数分で痛みが軽くなります。
ほかには、アキレス腱の腫れがあります。踵(かかと)とアキレス腱がつながる部分の近くが腫れることが多く、押すと痛みを感じます。この腫れは、足首を動かすと上下に動きます。
アキレス腱がスムーズに動かなくなるため、足首を動かした際に引っかかる感じや軋む(きしむ)音が聞こえる場合があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 謙二ほか. アキレス腱症・アキレス腱周囲炎の診断と治療. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
日本臨床整形外科学会.“アキレス腱周囲炎”.日本臨床整形外科学会.https://jcoa.gr.jp/%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%85%B1%E5%91%A8%E5%9B%B2%E7%82%8E/#:~:text=%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E3%81%AE,%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82,(参照 2024-03-18). - A.
ランニングやジャンプ競技といったスポーツによって、アキレス腱への負荷が繰り返しかかることが原因の多くとされます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアキレス腱に炎症が起こる原因の多くは、アキレス腱への過剰な負荷と考えられています。ランニングやジャンプ競技などのスポーツや仕事、日常生活上の動作などによって繰り返しかかる負荷により、アキレス腱に微小な傷がつき、その傷が治らないうちに再度損傷を繰り返すことで、より治りにくくなるという悪循環が起こります。
ほかには、急にスポーツの負荷を強めることや、スポーツに合わない靴を使用することが原因になる場合もあります。
一方で、ほとんどスポーツをしていない人でもこの病気を起こすことがあります。加齢やふくらはぎの筋肉の柔軟性の低下によりアキレス腱が劣化することが、原因となる場合があります。また、高血圧や糖尿病、肥満がある方に、この病気が起こりやすいという報告もあります。
アキレス腱炎について、医師からのよくある質問
- 足首が痛みますか?
- 最近転びましたか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科