足首が痛い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/06/06
「足首が痛い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
足首が痛いという症状について「ユビー」でわかること
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「足首が痛い」はどんな症状ですか?
足首が痛いとは
「足首に症状がある」に関連する主の病気には、骨粗しょう症、慢性疼痛、腰椎症などがあります。
「足首が痛い」に関連する症状はありますか?
「足首が痛い」のQ&A
- A.
外側のくるぶしは捻挫や骨折を起こしやすい場所です。腓骨筋腱脱臼といったケガもあります。
解説外くるぶしに痛みを感じる場合、いくつかの病気の可能性があります。
捻挫や骨折
スポーツや仕事で足首を捻った、高いところから落ちたなどのエピソードがあれば捻挫や骨折の可能性があります。特に捻挫は、外くるぶしに多くおこります。
腓骨筋腱脱臼
腓骨筋腱(ひこつきんけん)とは、外くるぶしの後ろを通る腱です。足を捻挫した際に、この腱がずれてしまい外くるぶしに乗り上げてしまった状態を腓骨筋腱脱臼といいます。痛みが起こりますが、腱がもとの位置に戻ってしまうと通常の捻挫と区別がつきにくい場合があります。足首を動かすことで腱が再度脱臼すると、腫れが分かりやすくなります。
変形性足関節症
過去に足首の骨折や細菌感染症をおこしたことがある方では、変形性足関節症(足首の軟骨がすり減ってしまう病気)の可能性があります。女性に多く、内側のくるぶしの腫れや痛みが出やすいという特徴がありますが、外側のくるぶしだけに症状が出る場合もあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
ケガをしたばかりの場合はストレッチは避けましょう。治療後のスポーツ復帰の際には、ケガの予防にアキレス腱のストレッチが有効です。
解説ストレッチは足首の痛みに有効な場合と逆効果になってしまう場合があります。
以下のような場合に分けて行いましょう。ケガの直後など強い痛みがある場合
骨折やアキレス腱損傷、捻挫などによる強い足首の痛みがある場合にストレッチを行うと、余計に症状が悪化する可能性があります。痛みが始まってから時間が経っていない場合にはストレッチは避けて、安静にしたりアイシングを行ったりしましょう。
足の病気が治り、筋肉が固まってしまっている場合
足の病気の治療後は、アキレス腱やふくらはぎまわりの筋肉が固くなり、スムーズな足首の運動が出来ないことがあります。この状態ですぐにスポーツに復帰するとケガにつながりやすいため、十分にストレッチを行い、元の動きを取り戻してあげることが重要です。
アキレス腱のストレッチは特に重要であり、十分に行うようにしましょう。具体的には、足を前後に大きく広げて、かかとが浮かないように気をつけながら前に体重をかけてアキレス腱を伸ばしましょう。反動をつけずに30秒ほどかけてゆっくりと伸ばすことが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下のような症状があるときは、「骨折」「アキレス腱損傷」「細菌感染症」などの早めの治療を必要とする病気の可能性があるため、早急に整形外科を受診することをおすすめします。
- スポーツや仕事で足を強く捻った、高い所から落下した後から強い症状がある
- 歩けないほどの強い痛みが急に始まった
- 明らかに大きく腫れている
- 広い範囲に内出血がある
- 赤みと熱を持っている
腫れや痛みが少なく、歩くのに大きな支障が無い場合には少し様子をみることができます。1週間ほどしても症状が無くならない、悪くなる場合などには病院を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
足首のまわりに痛みや腫れを感じます。神経の異常では、しびれや動かしにくさを伴う場合もあります。
解説足首のまわりに痛みを感じます。ズキズキ、ドクンドクン、ビリビリなどのように感じる場合が多いです。足首のまわりの構造物には、脛骨(けいこつ)や腓骨(ひこつ)、距骨(きょこつ)という骨やアキレス腱、靱帯などがあり、これらの異常が痛みにつながります。
立つときや歩くときだけ痛みを強く感じる場合もあれば、寝ているときなど安静にしていても強く痛む場合があります。腫れや赤み、内出血などの見た目の変化がある場合や、熱をもつ場合もあります。
神経の異常による症状では、しびれや動かしにくさを伴うこともあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
痛みの原因によって異なります。例えば足首の捻挫の場合は、安静、圧迫、アイシングが基本的な初期治療です。
解説足首の痛みの治療方法は原因によってさまざまです。(原因の詳細は「足首が痛い原因や考えられる病気には何がありますか?」をご覧ください。)
原因がはっきりしない場合には、まずは病院を受診して診断をうけましょう。ケガ(外傷)
スポーツや仕事で足を捻ったり、高い所から落下したりした後から症状が始まった場合には、ケガが原因と考えられます。まずは安静にできるところへ移動して、氷や保冷剤で患部を冷やしながら軽く圧迫して応急処置を行います。
歩けないような強い痛みがある場合や腫れが強い場合には、早めに整形外科を受診して診断をはっきりさせましょう。骨折や捻挫、アキレス腱損傷の程度によっては、ギプスなどの固定や松葉杖歩行が必要となります。加齢や足の使いすぎによるもの(変性疾患)
加齢に伴い足首のまわりの軟骨や靱帯には少しずつ傷がついていきます。加えて、長時間の立ち仕事や歩行、スポーツでの足の酷使、肥満などがある場合、より損傷が進みやすくなります。関節リウマチや、過去にあった足首の骨折・細菌感染症が原因となっている場合もあります。
治療には、足底板(靴のインソール)や装具の使用、ストレッチなどの運動療法があります。痛みを和らげるために痛み止めの飲み薬や湿布を使用する場合もあります。痛みにより歩くのが大変な状況が続く場合には、手術が検討されることもあります。
また、繰り返しかかる足首への負担を減らすことで、変形や痛みなどの病気の進行を遅らせることができる場合があります。足首に長時間大きな負担がかかることを避けたり、痛みが出にくい靴や足首のサポーターを利用したりすることも有効です。痛風発作
足首や足の指に腫れや強い痛みが急に出現した場合には、痛風の可能性があります。尿酸値の高い人や痛風の治療中の方で、水分不足や暴飲暴食の後にこれらの症状が見られた場合は特に可能性が高いです。
この場合、安静にして痛み止めを飲むことで症状が楽になることが多いです。また、痛風発作の予防のためには熱い日の水分不足を避けることや、高カロリー・アルコール過多に気を付けた生活を行うことが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
痛みが強くてほとんど歩けない場合や熱・赤みが強い場合には、すぐに整形外科を受診しましょう。
解説足首の痛みの診察は整形外科で行います。夜間や休日の診療では外科で対応する場合もありますので、病院へ問い合わせてみましょう。
症状に応じた受診の目安は以下のとおりです。痛みが強くてほとんど歩けないような症状の場合
すぐに受診しましょう。スポーツや仕事でケガをした後などは骨折やアキレス腱損傷の可能性があり、重症の場合はすぐに固定などの処置が必要です。松葉杖を借りることで大分歩きやすくなる場合もあります。
皮膚の赤みが強い場合や、腫れとともに強い熱を持つ場合
細菌感染症の可能性があるためすぐに受診しましょう。高齢の方や糖尿病の治療中の方は特に注意が必要です。細菌感染症はすぐに抗生物質による治療を行うことで重症化を防ぐことができます。
ゆっくりであれば歩ける位の痛みの場合
2、3日様子をみることもできます。ただし、日に日に悪化するような症状の場合には早めに受診を検討しましょう。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08). - A.
ケガ(外傷)、加齢・足首の使いすぎによる変化、炎症などの原因があります。関連する病気もさまざまです。
解説足首の痛みの原因にはさまざまです。以下は考えられる原因と、それによって起こる病気の例です。
ケガ(外傷)
足首は捻挫を起こす頻度が最も高い部位です。スポーツに限らず、歩いている際にバランスを崩すだけでも捻挫することがあります。
捻挫
足を内側にひねり、外くるぶし近くの靱帯を痛める場合が多いです。
骨折
脛骨や腓骨、距骨に骨折を起こすと、腫れや内出血が目立ちます。ギプス固定や手術が必要になる場合があります。捻挫と思っていたものが骨折である場合も少なくありません。
アキレス腱損傷
走り出した際にアキレス腱に殴られたような衝撃を感じたり、音が聞こえたりします。ギプスや装具、手術による治療が必要になります。
腓骨筋腱脱臼
腓骨筋腱(ひこつきんけん)とは、外くるぶしの後ろを通る腱です。足を捻挫した際に、この腱がずれてしまい外くるぶしに乗り上げてしまった状態を腓骨筋腱脱臼といいます。腫れや痛みが起こります。
加齢や足の使いすぎによるもの(変性疾患)
立っているだけでも足首には常に大きな力が加わっており、軟骨や腱、靱帯の損傷が進みます。年齢や体重、運動や仕事、靴などの生活習慣によって損傷の進み方に個人差があります。
変形性足関節症
足首のまわりの軟骨がすり減った状態です。足首の動かしにくさや体重をかけたときの痛みが少しずつ悪化します。過去に大きなケガや細菌感染症を起こしたことがあると、若くても軟骨がすり減りやすくなります。
後脛骨筋機能不全
後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)とは、内くるぶしの後ろを通る腱です。足の裏につながり、踏み出したり、足の形を整えて体重を支えたりするために重要な役割があります。この腱は加齢とともに傷つきやすく、後脛骨筋機能不全の状態になると内くるぶしの腫れや歩く際の痛みが見られます。足の形が崩れて扁平足の原因にもなります。
炎症
足首のまわりに炎症を起こすと、腫れて熱をもちやすいです。安静にしていても痛みを感じることが多く、寝ているときにも強く痛む場合があります。
細菌感染症
足は、ふとしたことで傷がつきやすい場所です。つま先の傷から細菌が入り込み、足首に感染症を起こす場合もあります。高齢の方、糖尿病やがんの治療中の方は抵抗力が低く感染症を起こしやすいとされます。
関節リウマチ
関節リウマチではさまざまな関節に腫れや痛みが起こります。足首の症状で病気が見つかることもあります。
痛風発作
痛風発作の代表的な症状は足の親指の付け根の腫れや痛みですが、足首で炎症が起こることもあります。
その他
ケガや炎症以外にも、以下のようなことが考えられます。
ガングリオン
ガングリオンとは袋状の構造に粘液が貯まったものです。しこり状に触れます。通常押しても痛くないことがほとんどですが、できる場所によって歩く際に痛みを感じる場合があります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る壇 順司. 足関節の機能解剖. 理学療法学. 2013, 40, p.326-330.
臼井 正明ほか. 急性単関節痛(炎). 日本内科学会雑誌. 1994, 83, p.1902-1907.
久光製薬株式会社.“変形性足関節症”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/download/pamphlet_ost.pdf,(参照 2024-04-08).
齋田良知ほか. 足関節捻挫. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine. 2019, 56, p.791-795.
一般社団法人日本足の外科学会.“足の外科の怪我や病気を知る疾患ガイドパンフレット”.日本足の外科学会.https://www.jssf.jp/general/pamphlet.html,(参照 2024-04-08).
足首が痛いという症状はどんな病気に関連しますか?
足首が痛いという症状について、医師からのよくある質問
- 足首が痛みますか?
- 普段、おもに立ち仕事をしていますか?
- 普段、おもにデスクワークをしていますか?
- 普段、おもに歩き回る仕事をしていますか?
- これまでに【高尿酸血症】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科