足の指の感覚がない
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/09/24
「足の指の感覚がない」がどの病気に関連するかAIでチェックする
足の指の感覚がないという症状について「ユビー」でわかること
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「足の指の感覚がない」はどんな症状ですか?
足の指の感覚がないとは
「足の指の感覚がない」に関連する症状はありますか?
「足の指の感覚がない」のQ&A
- A.
片足の親指のしびれの原因としては、末梢神経の圧迫や血流障害のほか、中枢神経障害なども考えられます。
解説片足の親指(末端)のしびれの原因には、大きく分けて以下の2つが考えられます。
末梢神経の障害
局所的な神経の圧迫、血流障害(血の流れが悪くなる)、糖尿病、ビタミン不足など
中枢神経の障害
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、脳腫瘍、脊髄腫瘍など
このうち、片足の親指(末端)のしびれの場合には、椎間板ヘルニア、坐骨神経症、足根管症候群などによる末梢神経の圧迫や、閉塞性動脈硬化症、静脈血栓症などによる血流障害の可能性が高いと考えられます。
一方、突然、片足だけにしびれが生じた場合は、脳梗塞や脳出血による脳血管障害の可能性があります。
なお、脳血管障害では、以下のような症状が見られる場合があります。など
症状が続く場合や悪化する場合は、専門医の診察を受けることがとても重要です。正確な診断と適切な治療を受けるために、医療機関を受診してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る原瀬 翔平.“片足だけしびれる原因に、どのような病気が考えられますか?”.ユビー病気のQ&A.https://ubie.app/byokiqa/clinical-questions/symptom/zncmfjn5,(参照 2024-06-19).
日本臨床内科医会.“手足のしびれ・痛み”.日本臨床内科医会.https://www.japha.jp/doc/byoki/byoki016.pdf,(参照 2024-06-19).
吉村 道由ほか. 高齢者の手足しびれ感の診断のポイント. 日本内科学会雑誌. 2014, 103, 1876~1884. - A.
しびれが長く続く場合や繰り返す場合、何かの病気が潜んでいることがあります。医療機関の受診を検討しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の指のしびれの原因となる病気は多岐にわたります。現在治療中の病気があれば、まずはその治療担当医に相談してみましょう。
なお、足の指のしびれの原因として一般的に多いのは、整形外科で取り扱う腰の病気です。また、足の病気や首の病気が原因となる場合もありますが、これらの診察も整形外科で行われます。もし整形外科を受診したことがなければ一度受診してみましょう。なお、腰や足の神経の圧迫が原因で、日常生活に支障をきたす症状が3ヶ月以上続いており、薬を使っても良くならないような場合には、手術による治療も検討されます。
なお、一般内科や整形外科でも症状の原因がはっきりしない場合には、神経の特殊な病気が潜んでいる可能性があります。このような場合には、一度神経内科の受診を検討してみましょう。 - A.
足の指にしびれや動かしにくさを感じます。足の指のしびれだけを感じる場合と、それ以外の場所にもしびれを感じる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の指にしびれや動かしにくさを感じる症状を総称して「足の指のしびれ」と言います。
一言に足の指のしびれと言っても、足の指だけにしびれを感じる場合と、それ以外の場所にもしびれを感じる場合があります。また、しびれの感じ方も人によって異なります。一般的にはビリビリやヒリヒリ、ジンジン、チクチクといった表現が用いられます。しびれを感じている部位の感覚は、触られても感じないなど鈍くなる場合もあれば、痛みのような刺激を感じやすくなる場合もあります。
なお、足の指のしびれと同時に足の指や足首の動かしにくさを同時に感じることもあります。 - A.
原因によって対処は異なりますが、薬によって症状が改善する可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る病気によっては、病気そのものの改善がしびれの改善に繋がります。糖尿病や脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症、膠原病、血管炎など治療中の病気があれば治療担当医に相談しましょう。
一方で、しびれの症状が続く場合には、対症療法としていくつかの薬を試していきます。使用する薬の選択肢としては、以下のようなものがあります。- ビタミンB12製剤(末梢神経の回復を早める可能性がある)
- 消炎鎮痛剤(神経の炎症を抑える)
- 神経障害性疼痛治療薬(神経由来の痛みを緩和させる)
神経障害性疼痛治療薬にはいくつかの種類がありますが、眠気やめまい、気持ち悪さなどの副作用を引き起こすものもあります。特に高齢の方や腎機能が悪い方は、医師の処方量を守るように気をつけましょう。
- A.
病気の原因によって対策が変わります。一般的な対策としては、腰や足の負担を減らすことや、禁煙、足先の保温があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る原因となっている病気によって、とるべき対策が変わります。
腰の病気が原因の場合
長時間のデスクワーク、重量物の持ち運び、ジャンプを伴う激しい運動などは、腰の病気を悪化させる原因となるため、なるべく避けましょう。
足の指の近くを通る神経が圧迫されている場合 (足根管症候群やモートン病など)
ブーツやハイヒールなどの窮屈な靴を履くことを避け、きつく紐を締めないように気をつけましょう。
糖尿病など全身の疾患がある場合
特に高血糖はしびれを悪化させます。一時的な症状であることもあるため、血糖値が上がらないように運動や食事に気をつけましょう。
足の血行が悪い場合 (閉塞性動脈硬化症など)
喫煙や足が冷えによる血流の悪化が症状を引き起こすため、禁煙や足先の保温が重要です。寒い日には靴下を履いたり、お風呂で温めたりするようにしましょう。
- A.
いつ頃から症状が出始めたか、手のしびれや手足の動かしにくさはあるか、他の部位の症状はあるかなどを詳しく説明しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る緊急性の高いしびれを見逃さないようにするためにも下記のような点を意識して説明しましょう。
足の指のしびれがいつ頃から始まったのか
もし急に悪くなっている場合には早急な治療が必要な場合があります。
どのような時にしびれが強まりやすいか
しびれの原因を考える上で重要な情報となります。
足の指のしびれ以外の症状について
以下のような症状がある場合、脳出血や脳梗塞の可能性も考えられるため、必ず伝えるようにしましょう。
- 手のしびれや手足の動かしにくさがある
- 頭痛がする
- しゃべりにくい
- 意識がボーッとする
また、足の指以外に太もも、すね、足の甲などにもしびれがないかを伝えましょう。これらの情報も、神経のどの部分がダメージを受けているかを考える上で重要な判断材料となります。
- A.
症状や状況によって受診する科が変わります。整形外科、脳外科、内科で対応しています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る症状によって、受診すべき診療科が異なります。
脳外科や救急外来を受診すべき場合
手のしびれや動かしにくさ、しゃべりにくさや意識がボーッとするなどの症状が急に始まった場合、脳出血や脳梗塞といった脳血管障害の可能性があります。緊急性の高い状況であり、脳外科や救急外来を受診しましょう。
治療中の病気の担当医や神経内科に相談すべき場合
両手や両足の指にしびれがある場合、末梢神経が広い範囲でダメージを受けている場合があります。代表的な病気は糖尿病ですが、甲状腺機能低下症や膠原病、血管炎、腎不全、抗がん剤の副作用などでもしびれを感じることがあります。これらの病気を治療中の方は、治療担当医に相談しましょう。
上記の病気に心当たりがない場合は、神経内科を受診してみるとよいでしょう。整形外科を受診すべき場合
上記のような状況以外であれば、筋骨格系の疾患の可能性が高いです。整形外科を受診しましょう。
- A.
手のしびれもある場合や、手足の動かしにくさがある場合には早急に医療機関を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る救急受診をしたほうがよい場合
以下のような症状がある時は、脳出血・脳梗塞などの可能性があり、早急な救急外来の受診が必要です。
- 同じ側の手にしびれがある
- 力が入らない、動かないといった麻痺がある
- しゃべりにくさがある
- 意識がもうろうとする
- 激しい頭痛がある
早めに受診をしたほうがよい場合
足の指や足首などの動かしにくさを伴う場は、早い段階で治療を開始しないと、動かしにくさが回復しにくくなる場合があります。早めに病院を受診して原因を調べましょう。
また、数日経っても足の指のしびれが回復しない時も、一度受診してみましょう。 - A.
痛風発作の症状としては、足の親指の付け根の激痛が一般的です。ただし、前兆としてしびれや軽い痛みを感じることもあります。
解説しびれの感じ方は人によって異なります。しびれを感じている部位を触られた時の感覚が鈍くなる場合もあれば、痛みのような刺激を感じやすくなる場合もあります。
痛風発作の症状としては、足の親指の付け根の激痛が最も一般的です。ただし、前兆としてしびれや軽い痛みを感じることもあるため、強い痛みがないからといって痛風の可能性を一概に否定することはできません。
足の指のしびれが生じた際、最近の食事の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎに心あたりがあれば、痛風発作の前兆の可能性に注意しましょう。特に、過去に痛風発作を起こしたことがある方や、尿酸値が高いと指摘されたことがある方は要注意です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る - A.
糖尿病によって神経がダメージを受けることによって、両足の指にしびれが生じることがあります。
解説糖尿病は末梢神経の広い範囲に対してダメージを与える可能性のある病気であり、末梢神経障害の原因として最も頻繁に見られるものです。
糖尿病によるしびれでよく見られるのは手袋靴下型というもので、これは両手両足の関節から指先にかけてしびれを感じるものです。しかし、病気の初期段階では足袋型といって、足の関節から足の指にかけてしびれや軽い痛みを感じることもあります。この場合、症状は片足だけに見られることもあります。
糖尿病による足の指のしびれは、血糖値が改善することで症状が良くなる可能性があります。健康診断などで高血糖を指摘されたことがある方は、一度内科を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る糖尿病性ニューロパチーの病態と治療, 臨床神経学, 2009
- A.
人差し指と中指の間、薬指と小指の間といった足の指の一部だけがしびれる時には、モートン病などの神経が圧迫される病気が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の指の一部分のしびれを引き起こす病気には、足根管症候群とモートン病があります。
足根管症候群
足の甲側で親指と人差し指の間にしびれや痛みを感じます。
モートン病
足の裏側で中指と薬指の間または中指と人差し指の間にしびれや痛みを感じます。
これらの病気は、指先に向かう神経が足の周囲で圧迫されることが原因です。ブーツやハイヒールなどの窮屈な靴を履くことが症状を悪化させることがあるため、注意しましょう。
ただし、糖尿病や閉塞性動脈硬化症、飲酒過量などの内科の病気や、脊柱管狭窄症など整形外科の病気の初期段階でも同様の症状が見られることがあり、原因を判別するのは簡単ではありません。治療中の病気があれば、治療担当医に相談しましょう。 - A.
長時間のデスクワークや、ブーツやハイヒールの着用、喫煙や足の冷えによる血流の悪化などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る日常生活の中では、以下のようなことが足の指のしびれの原因になると考えられます。
長時間のデスクワークなど
足の指のしびれを生じる主な原因になるのは腰の病気です。長時間のデスクワーク、重量物の持ち運び、ジャンプを伴う激しい運動などは腰の病気を悪化させるため、症状が強くなる原因となります。
ブーツやハイヒールの着用など
足根管症候群やモートン病などの病気では、足の指の近くを通る神経が圧迫されることでしびれが生じます。そのため、ブーツやハイヒールなどの窮屈な靴を履いていると、症状が改善しなかったり悪化したりする原因となります。
喫煙や足の冷えなど
足の血行が悪くなる病気に、閉塞性動脈硬化症があります。この病気では、喫煙や足の冷えによって血流が悪化し、症状が強くなることがあります。対策としては、禁煙や足先の保温が重要です。
- A.
脳から足の指までつながる、脳・脊椎脊髄・末梢神経に分かれる3ヶ所のどこかにダメージを及ぼす病気が原因となります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足の指のしびれは、脳から足の指までつながる神経のどこかにダメージが及ぶことで生じます。ダメージを受けることで足の指のしびれを引き起こす箇所は、脳・脊椎脊髄・末梢神経の大きく3ヶ所に分かれます。
脳の異常
- 脳血管障害(脳出血、脳梗塞など)
- 脳腫瘍
- 脱髄疾患(多発性硬化症など)
脊椎脊髄の異常
末梢神経の異常
- 内分泌疾患(糖尿病、甲状腺機能低下症など)
- 神経の圧迫(モートン病、腓骨神経障害、足根管症候群など)
- 栄養不足(ビタミンB欠乏、お酒の飲み過ぎ)
- 血行障害(閉塞性動脈硬化症)
- 膠原病や血管炎
- ギランバレー症候群、アミロイドニューロパチーなど
足の指の感覚がないという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科