がん悪液質の余命はどれくらいですか?
個人差が大きく一概に言えませんが、早期介入で予後の改善が期待できます。
がん悪液質の余命は個人差が大きく、一概には言えませんが、がん悪液質の中でも進行した場合は3ヶ月未満とされることもあります。余命は、がんの種類、進行度、治療への反応、全身状態など、さまざまな要因によって大きく異なります。
がん悪液質は症状の強さなどによって、おおまかに「前悪液質」「悪液質」「不応性悪液質(治療が難しい状態)」の3つのステージに分類されます。前悪液質や悪液質の段階では、栄養療法や運動療法などにより進行を遅らせられる可能性があります。
一方、不応性悪液質まで進行すると抗がん剤治療が難しくなり、苦痛を和らげる治療が中心となります。研究では、悪液質がある患者さんは悪液質のない患者さんと比較して死亡リスクが約1.5〜1.6倍高いことが報告されています。
しかし、早期から適切な治療やサポートを受けることで、生活の質や経過の改善が期待できます。気になることがあれば、早めに主治医に相談しましょう。
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(参考文献)
Fearon K, et al. Definition and classification of cancer cachexia: an international consensus. Lancet Oncol. 2011, 12, 489-495.
Takaoka T et al. Prevalence of and Survival with Cachexia among Patients with Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis. Adv Nutr. 2024, 15, 100282.
内藤 立暁ほか.“がん悪液質ハンドブック ―「がん悪液質:機序と治療の進歩」を臨床に役立てるために”.一般社団法人 日本がんサポーティブケア学会.http://jascc.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/cachexia_handbook-4.pdf,(参照 2026-01-21).
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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