がん悪液質の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
定期的な体重測定や、食べられるときに少量ずつ食事すること、軽い運動の継続や気分転換が大切です。
がん悪液質では体重減少と筋力低下を防ぐために、日常生活では以下の点に注意することが大切です。
体重を定期的に測定する
体重が減る傾向がある場合は、早めに担当の医師や看護師に相談しましょう。6ヶ月以内に5%以上の体重減少は悪液質の基本的な診断基準のひとつとされており、早期発見が重要です。
食事を食べられるときに少量ずつ食べる
食事は無理に食べる必要はありませんが、食べられるときに少量ずつでも口にすることを心がけることが大切です。食欲がないときは、アイスクリームやゼリー、プリンなど食べやすいものでも大丈夫です。
軽い運動を続ける
筋力維持のため、体調が許す範囲で軽い運動を続けることも大切です。ウォーキングや椅子からの立ち上がり運動・スクワットなど、足を使う運動が効果的とされています。ガイドラインでは、運動と栄養摂取を組み合わせることが体重維持に有効であることが示されています。
気分転換を心掛ける
痩せた姿を気にして外出を控えがちになりますが、気分転換や社会とつながりを保つことも心身の健康に役立ちます。つらさや不安があれば、担当の医師や看護師、薬剤師などの専門職に遠慮なく相談しましょう。
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(参考文献)
Fearon K, et al. Definition and classification of cancer cachexia: an international consensus. Lancet Oncol. 2011, 12, 489-495.
Arends J, et al. Cancer cachexia in adult patients: ESMO Clinical Practice Guidelines. ESMO Open. 2021, 6, 100092.
内藤 立暁ほか.“がん悪液質ハンドブック ―「がん悪液質:機序と治療の進歩」を臨床に役立てるために”.一般社団法人 日本がんサポーティブケア学会.http://jascc.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/cachexia_handbook-4.pdf,(参照 2026-01-13).
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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