急性糸球体腎炎の診断基準を教えてください。
診断基準というがしっかりあるわけではありません。症状と検査の結果から総合的に判断します。
急性糸球体腎炎に、明確な診断基準というものがあるわけではありません。症状と血液検査・尿検査から主に次のポイントで判断されます。まず、尿に血が混じる(血尿)、むくみ、高血圧、尿量の減少などの症状が急に現れることが特徴です。尿検査では、血尿やたんぱく尿、赤血球円柱(腎臓から出た赤血球のかたまり)が見つかることが重要な診断の手がかりです。
血液検査では、腎臓の働きを示すクレアチニンや尿素窒素、補体(CH50、C3、C4)などの値を調べます。感染症や免疫異常が原因の場合は、溶連菌やウイルス、自己抗体(ANCA、抗GBM抗体など)の検査も行います。さらに、腎臓の組織を一部採取して顕微鏡で調べる腎生検は、診断や重症度の評価に役立つことがあります。
これらの検査を組み合わせて総合的に診断することが推奨されています。症状や検査結果が揃った場合、急性糸球体腎炎と診断されます。
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(参考文献)
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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