急性糸球体腎炎
「急性糸球体腎炎」とは、感染症後の免疫反応により腎臓の糸球体が炎症を起こす病気です。血尿、むくみ、尿量減少、高血圧などの症状がみられます。血尿やむくみが急に現れた場合は、腎臓内科または小児科を受診しましょう。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
病気について
急性糸球体腎炎は血尿・高血圧・乏尿、ネフローゼ症候群は蛋白尿・浮腫・低蛋白血症が主な症状です。
充分なカロリー摂取によって腎臓の炎症やタンパクの喪失による低栄養を防ぐためです。
溶連菌による感染後に起こることが多いです。多くは数週から数ヶ月で自然に改善します。
補体とは体の免疫のシステムの一部で、糸球体腎炎の発症に関わることがあります。
小児では自然に治ることが多いですが, 成人や高齢者では慢性腎臓病に至ることもあります。
文字通り急性に発症し短期間で回復するか, 緩徐に進行し長期間にわたり腎機能の低下が進むかの違いです。
小児期に起こりやすい疾患ですが、近年は成人でも多く見られています。
腎臓に急激な炎症が起こり数週間で腎機能が低下し最悪透析に陥る、極めて重症度の高い糸球体腎炎です。
高血圧、心不全、腎機能の低下で、一時的に透析を要することもあります。慢性腎臓病に至ることもあります。
腎機能の低下に伴い心不全を起こすことがあります。
塩分、タンパク質、カロリーの摂取量の調整がそれぞれ必要です。
小児の予後は良いことが多いですが、成人・高齢者の場合は慢性腎臓病に至ることがあります。
自然に回復する方もいますが、腎臓の炎症が遷延し腎機能が低下しそれに伴い様々な症状がでる人もいます。
腎臓への負担を軽減するために重要です。
急性糸球体腎炎が再発することは稀です。
アレルギーとは関係していません。
ほとんどの場合治癒しますが、成人では慢性腎臓病に至る場合があります。
実際に急性糸球体腎炎を発症するのは、溶連菌に感染した人のうち1%未満と考えられています。
成人では溶連菌に限らず、ブドウ球菌などの他の細菌やウイルスなどで引き起こされることがあります。
溶連菌感染が有名です。他の細菌やウイルスが原因となることもあります。
腎臓の糸球体という部分が急性に炎症を起こし、血尿や尿量の減少、むくみや高血圧を起こす病気です。
症状について
血尿や尿量の減少、体のむくみ(浮腫)、尿量の減少、高血圧がみられます。
急性糸球体腎炎でも貧血の症状は起こり得ます。
血尿や蛋白尿が見られます。尿が少なくなることも特徴です。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
腎臓の炎症で濾過が十分にできず塩分や水分を排泄できなくなることが原因です。
熱がでることはありますが、必ず全員にみられるわけではありません。
本来体外に出すべき塩分や水分がうまく排泄できなくなることで高血圧となります。
急性糸球体腎炎の三大症状は、「血尿」「むくみ(浮腫)」「高血圧」です。
血尿や尿量の減少、体のむくみ(浮腫)、尿量の減少、高血圧がみられます。
診断について
治療について
検査について
受診について
薬について
(参考文献)
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