急性糸球体腎炎で気をつけるべき合併症は何ですか?
高血圧、心不全、腎機能の低下で、一時的に透析を要することもあります。慢性腎臓病に至ることもあります。
急性糸球体腎炎で気をつけるべき合併症には、いくつか重要なものがあります。まず高血圧がよく見られ、時に急激に血圧が上がることがあります。これにより頭痛やけいれん、意識障害が起こることもあります。
次に心不全(うっ血性心不全)です。腎臓の機能が低下し、体に水分が溜まりすぎることで、息苦しさやむくみが強くなり、心臓に負担がかかります。また、腎臓の働きが急激に悪くなる急性腎障害(急性腎不全)も合併症のひとつです。尿がほとんど出なくなったり、体の老廃物がたまりやすくなります。場合によっては一時的に透析が必要になることがあります。
さらに、症状が長引いたり重症化した場合は、腎臓の機能が元に戻らず慢性腎臓病に進行することがあります。特に成人や高齢者、持病のある方では注意が必要です。その他、まれにネフローゼ症候群(大量の蛋白尿とむくみ)を呈することもあります。
急性糸球体腎炎について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
Sanjeev Sethi et al.“Acute glomerulonephritis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35461559/,(参照 2025-11-12).
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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