急性糸球体腎炎で入院する場合、期間はどのくらいですか?
2週間程度の入院が多いですが、重症例ではさらに長くなることもあります。
急性糸球体腎炎の入院期間は、症状の重さや合併症の有無によって異なります。多くの場合、むくみや高血圧、腎臓の機能低下などの症状が強い時期に入院し、症状が安定すれば退院となります。一般的には2週間程度の入院が多いですが、重症例や腎機能障害が強い場合は、さらに長くなることもあります。
小児の場合は、ほとんどが支持療法(安静、塩分・水分制限、利尿薬や降圧薬の使用)で回復し、腎機能や血圧が安定すれば退院できます。多くの子どもは1~2週間以内に症状が改善し、外来で経過観察となります。成人や高齢者、糖尿病などの持病がある方では、腎機能の回復が遅れることがあり、入院期間が長くなることがあります。
退院後も、血圧や尿の異常が続く場合は定期的な通院と検査が必要です。症状が強い場合や合併症がある場合は、医師の指示に従い、適切な治療と経過観察を続けましょう。
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(参考文献)
Sanjeev Sethi et al.“Acute glomerulonephritis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35461559/,(参照 2025-11-12).
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Ajaya Kumar Dhakal et al.“Acute post-streptococcal glomerulonephritis in children-treatment standard”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40650562/,(参照 2025-11-12).
Ahmad M et al.“Glomerulonephritis”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560644/,(参照 2025-11-12).
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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