急性糸球体腎炎の食事療法について教えてください。
塩分、タンパク質、カロリーの摂取量の調整がそれぞれ必要です。
急性糸球体腎炎の食事療法では、むくみや高血圧を防ぐために塩分(ナトリウム)を控えることがとても大切です。海外のKDIGOガイドラインでは、かなり難しいですが、1日2g未満の塩分摂取が推奨されています。
タンパク質の摂取量にも注意が必要です。腎臓の機能や尿にタンパクが多く出ている場合は、体重1kgあたり0.8〜1.0g程度のタンパク質が目安です。過剰なタンパク質は腎臓に負担をかけるため、控えめにしましょう。ただし、極端に少なくしすぎると栄養不足になるため、医師や管理栄養士の指示に従って調整してください。
カロリー(エネルギー)は、体重や腎臓の状態に合わせて十分に摂ることが大切です。特に体力が落ちている場合は、炭水化物や脂質をうまく使ってエネルギーを補いましょう。その他、体重管理や禁煙、適度な運動も推奨されています。食事内容は個人の状態によって異なるため、必ず医療スタッフと相談しながら進めてください。
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(参考文献)
Sanjeev Sethi et al.“Acute glomerulonephritis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35461559/,(参照 2025-11-12).
.“KDIGO 2021 Clinical Practice Guideline for the Management of Glomerular Diseases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34556256/,(参照 2025-11-12).
Kamyar Kalantar-Zadeh et al.“Nutritional Management of Chronic Kidney Disease”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29091561/,(参照 2025-11-12).
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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