急性糸球体腎炎ではどのような症状がありますか?
血尿や尿量の減少、体のむくみ(浮腫)、尿量の減少、高血圧がみられます。
急性糸球体腎炎では、主に尿に血が混じる(血尿)、体のむくみ(浮腫)、尿量の減少、高血圧がみられます。血尿は目で見てわかる場合もあれば、検査で初めてわかることもあります。むくみは顔や手足に現れやすく、腎臓の機能低下による水分・塩分の貯留が原因です。尿量が減ることで、体内に余分な水分が残り、さらにむくみや高血圧を引き起こします。
また、重症例では息苦しさ(肺水腫)、頭痛、けいれんなどの症状が現れることもあります。多くの場合、これらの症状は感染症(特に溶連菌感染)から、1~3週間後に急に出現します。ほとんどの患者さんは、数週間から数ヶ月で自然に回復しますが、一部で高血圧や蛋白尿が長く続くことがあります。
このように、急性糸球体腎炎は、腎臓の炎症による血尿、むくみ、尿量減少、高血圧が主な症状であり、感染症後の免疫反応が原因です。
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虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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