急性糸球体腎炎と慢性糸球体腎炎の違いを教えてください。
文字通り急性に発症し短期間で回復するか, 緩徐に進行し長期間にわたり腎機能の低下が進むかの違いです。
急性糸球体腎炎は、腎臓の糸球体という部分が突然炎症を起こし、数日から数週間のうちに血尿、むくみ、高血圧、尿量の減少などの症状が急激に現れる病気です。主な原因は感染症(溶連菌など)や免疫反応で、治療を受けることで多くの場合は数週間から数ヶ月で回復します。
一方、慢性糸球体腎炎は、腎臓の炎症が長期間(3か月以上)続く状態を指します。症状はゆっくり進行し、初期は自覚症状が少ないこともありますが、長期的には血尿や蛋白尿、高血圧、むくみ、腎機能低下が持続し、最終的に慢性腎臓病や腎不全に進行することがあります。慢性糸球体腎炎の原因は多様で、自己免疫疾患や遺伝的要因、長期の炎症などが関与します。
急性は「突然発症し、短期間で回復することが多い」のに対し、慢性は「ゆっくり進行し、長期間にわたり腎臓の機能低下が続く」点が大きな違いです。
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(参考文献)
Sanjeev Sethi et al.“Acute glomerulonephritis”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35461559/,(参照 2025-11-12).
.“KDIGO 2021 Clinical Practice Guideline for the Management of Glomerular Diseases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34556256/,(参照 2025-11-12).
Jürgen Floege et al.“Primary glomerulonephritides”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26921911/,(参照 2025-11-12).
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急性糸球体腎炎
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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