視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)のリハビリはどのようなものがありますか?
上下肢のストレッチや筋力トレーニング、有酸素運動、日常生活動作のトレーニングなどが行われます。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)のリハビリでは、運動機能の向上や日常生活動作の向上などを目的としたトレーニングが行われます。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、運動や感覚に関係する脊髄の神経に炎症が生じる病気であり、筋力低下や手足の動かしにくさ・麻痺などの後遺症が残る可能性があります。
これらの症状を緩和するためには、以下のようなリハビリが有効です。
- 上下肢のストレッチ
- 筋力トレーニング
- 有酸素運動
- 着替えなどの日常生活動作のトレーニング
- 水による浮力と適度な加温による物理的効果を利用した水治療法
リハビリの内容や期間は、症状の種類や重さにより異なりますが、無理をしないように毎日継続して行うようにしましょう。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は再発率が高いため、早期から上記のようなリハビリを行うことで、後遺症を最小限に抑えることができ、より良い予後を期待することができます。
リハビリの内容や期間については、医療従事者に相談するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、治る可能性はありますか?
根治療法はありません。再発を防ぐ治療をしていきます。
抗AQP4抗体とはなんですか?
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の原因となる、誤って自分を攻撃してしまう自己抗体です。
ウートフ現象(ウートフ徴候)はどのような症状ですか? 起こさないための工夫はありますか?
体温の上昇により症状が悪化する現象です。体温の上昇を防ぐようにしましょう。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)治療の副作用として、抜け毛がみられた場合の対処法はありますか?
受診し、主治医に相談しましょう。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)のリハビリは、どのように行いますか?
理学療法、作業療法、言語聴覚療法、心理療法など、あらゆるリハビリを組み合わせて行います。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の後遺症に、しびれはありますか? しびれが出た場合の対処法はありますか?
はい、あります。新たにしびれが出た場合は、受診して主治医に相談してください。
「ステロイドパルス療法」「免疫グロブリン療法」「血漿浄化療法」とは、それぞれどのような治療法ですか?
ステロイドパルス療法は、免疫機能を抑えます。免疫グロブリン療法は詳細な機序はわかっていませんが、異常な抗体の作用を抑えます。血液浄化療法では、血液中の異常な抗体を取り除きます。
「視神経脊髄炎」とはどのような病気ですか?
視覚情報を伝える視神経が炎症を起こす病気です。脊髄神経にも影響し、うでや足にも症状が生じます。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の原因は何がありますか?
免疫機能の異常が原因で、視神経や脊髄が誤って攻撃を受けることで起こると考えられています。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)ではどのような症状がありますか?
見えにくさ、手足の麻痺、感覚障害、排泄がうまくできないなどの症状が起こります。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。